モニターアウト端子
「モニターアウト端子」について、DJ用語の意味などを解説
モニターアウト端子=マスターアウト端子。ミキサーの背面にある端子で外部へ音を出力するためのLINE OUT端子。
モニターアウトとはミキサーの種類にもよるが、DJブース専用にスピーカーを設置した場合、ミキサー上でブース内の音量を単独で調整したものを出力できる端子。
クラブ現場においては、モニターアウト端子の存在は極めて重要である。フロアに向けて放たれるマスターアウトの音は、客席側のPAシステムによって大音量で鳴らされるが、その音は会場の広さや反響の影響を受け、ブース内で正確にモニタリングすることは難しい。そこでブース専用のスピーカーへ信号を送るためにモニターアウト端子が活用される。
DJはこの端子からの出力をブースモニターに繋ぐことで、自身のプレイを遅延なく、かつ的確な音量で確認することができる。さらに多くのミキサーでは、ブースアウトの音量をマスターとは独立して調整できるためPA卓がどれだけ大音量を求めても、DJは快適な環境を保ちながらプレイに集中することが可能となる。
「モニターアウト端子とは」DJ用語としての「モニターアウト端子」の意味などを解説