メインアンプ
「メインアンプ」について、DJ用語の意味などを解説
メインアンプとは、入力されたレベルに比例してスピーカーをドライブする増幅装置。メインアンプとは、クラブやライブハウスにおける最終段階のパワーアンプを指し、ミキサーから送り出されたラインレベルの信号を大出力に増幅し、PAスピーカーを駆動する役割を担う機材である。クラブサウンドの迫力ある低音や、抜けの良い高音域は、このメインアンプの性能によって大きく左右される。
メインアンプに直接CD等をつなぐと音量調整はできないので最大ボリュームで鳴らしたときと同じ状態になってしまう。
DJにとってメインアンプは直接操作する対象ではないが、現場のサウンドを支配する基盤である。アンプのワット数やインピーダンスの設定が適切でなければ、スピーカーに過大な負荷がかかり音割れや最悪の場合には機材の故障を引き起こす。逆にアンプの駆動力が不足していれば低域が痩せ、フロアのエネルギーを維持できない。したがって、クラブの音響設計においてメインアンプの選定と調整は極めて重要である。
また、メインアンプは音質面だけでなく、安定性も問われる。長時間にわたるDJイベントでは高出力を維持し続ける必要があり冷却機構や電源管理も欠かせない。すなわちメインアンプは、DJが築き上げるミックスを最大限のエネルギーでフロアに届けるための心臓部であるといえる。
「メインアンプとは」DJ用語としての「メインアンプ」の意味などを解説