ベルトドライブ
「ベルトドライブ」について、DJ用語の意味などを解説
ベルトドライブとは、きしめんのような平べったいゴムを使ってターンテーブルの外周付近とモーターの軸をループさせ駆動する方式。
DJ用として発売しているターンテーブルにもベルトドライブ方式はあるが、価格面で安く作れる為、安価なモデルに多い。
これは回転精度が悪く、トルクもないのでMIXやスクラッチといった基本的なDJテクニックでの使用に不満を感じる事が多い。
ベルトドライブ方式のターンテーブルは、モーターの回転をゴムベルトでプラッターに伝える構造上、回転ムラやトルク不足が生じやすい特性を持つ。そのため、クラブDJやスクラッチ向けのプレイでは、ビートの正確な再生や素早い操作において制約が出ることがある。特にスクラッチやピッチ操作の際、プラッターの回転がわずかに遅れたり止まったりすることで、タイミングが狂いやすくミックスの精度に影響する。
その一方で、ベルトドライブ方式は回転の伝達が直接的でないため、モーターの振動がプラッターに伝わりにくく、アナログレコード特有のノイズが抑えられる利点もある。この特性はオーディオ再生においては高音質を狙いやすく、ホームユースや一般的なリスニング用途では十分な性能を発揮する。また、製造コストが低いため、初心者向けや入門モデルとして採用されることも多く、気軽にターンテーブルを楽しむ入門者には適している方式である。
「ベルトドライブとは」DJ用語としての「ベルトドライブ」の意味などを解説