フェードイン
「フェードイン」について、DJ用語の意味などを解説
フェードイン=音が次第に大きくなること。徐々に音を上げていく。対義語は、フェードアウト。
フェードインとは、楽曲や音声の音量を徐々に上げて導入する手法である。DJプレイや音響制作においては、曲の開始部分を自然に聴かせ、次の音源とのつなぎや空間演出をスムーズに行うために用いられる。縦フェーダーやクロスフェーダー、マスターフェーダーを操作し、音量を段階的に増加させることで、唐突な音の立ち上がりを避け、フロア全体の流れを作り出すことが可能である。
クラブミュージックでは、フェードインのタイミングや速度は楽曲のリズムや構成に合わせて調整される。ゆっくりとしたフェードインは空間的な広がりや緊張感を演出し、速いフェードインは即時的な盛り上がりやエネルギーの注入を狙う場合に有効である。また、EQやフィルターと組み合わせることで、単に音量を上げるだけでなく、音の質感や存在感を調整しながら曲を導入できる。
「フェードインとは」DJ用語としての「フェードイン」の意味などを解説