ミニアルバム
「ミニアルバム」について、DJ用語の意味などを解説
ミニアルバムは、レコードでいうと片面に3~4曲程度入ったアルバム。
CDの場合は12センチCDで、曲数の少ないもの。ミニアルバムは、フルアルバムとシングルの中間に位置するフォーマットとして位置付けられる。収録曲数は6曲前後、収録時間にして30分程度が一般的であり、アーティストにとっては新しい方向性を提示したり、フルアルバムに先駆けて実験的な楽曲を発表したりするための場として活用されてきた。特にインディーズや新人アーティストにとっては、制作コストを抑えつつ、自身のカラーを示すには最適な形態である。
クラブミュージックやDJカルチャーにおいても、ミニアルバムは重要な意味を持つ。シングルでは表現しきれない複数のトラックをまとめることで、DJにとってプレイの幅を広げる素材となる。リミックスやインストゥルメンタルを収録したミニアルバムは、フロアの雰囲気に合わせて選曲を柔軟に変化させる際に重宝される。また、フルアルバムほど重厚ではなくシングルよりも多彩という性質は、リスナーにとっても手軽でありながら作品世界をしっかりと味わえる点が魅力である。
「ミニアルバムとは」DJ用語としての「ミニアルバム」の意味などを解説