モニターレベルメーター
「モニターレベルメーター」について、DJ用語の意味などを解説
モニターレベルメーターは、モニターセレクトで選んだチャンネルの音の大きさを表示する。外部に音を出す前の段階である程度の音量調整を視覚的にあわすためのメーター。モニターレベルメーターとは、DJブースやスタジオにおいてモニター用の音量レベルを可視化するための計測機器である。
一般的なレベルメーターがマスター出力の最終的な信号レベルを表示するのに対し、モニターレベルメーターはDJ自身がブース内で聴いている音、すなわちキューミックスやブースモニターの出力を正確に把握するために用いられる点が特徴である。
クラブ現場では、メインフロアのPAシステムが極めて大音量で鳴っているため、DJはブースモニターを頼りにプレイを行う。ここでモニターレベルメーターがなければ、耳の感覚だけで音量を判断せざるを得ず、結果として過大音量による聴覚疲労や逆に小さすぎる音でのプレイによるミックスの不正確さが生じるリスクがある。
レベルメーターが可視的な基準を与えることで、適切な音量管理が可能となり、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持することができる。
「モニターレベルメーターとは」DJ用語としての「モニターレベルメーター」の意味などを解説